フリーエージェントs.jp(フリーエージェンツ)さん主催の「Webサービス勉強会」に参加しました。テーマは「Webサービスの立ち上げと活性化」。
私はWebサービスについて全くの素人なのですが、様々な方の体験談を聞け、非常に有意義な、なおかつ楽しい会でした。
以下、トピックをざっとまとめてみます。
1. 初期のユーザ数を集めるのは重要。どうやって集める...?
【宣伝】
・関連サイトに書き込む
・友人等を経由して口コミ
・RSS/メール配信
・(オフラインで) ビラ配り
・プレスリリースを打つ
・本として出版
【コンテンツ】
・人に好まれるコンテンツを公開 (内容を惜しみなく公開、掲示板設置など)
・競合との差別化を図り、機能を追加
・セミプロを雇い、コンテンツを充実化
【その他】
・キャンペーンやプレゼントを用意
・名称を変更する
2. ユーザ数を増やすには...?
・オフ会等でユーザとの距離を縮める
3. 空気を保つには...?
・システムへの要求には真摯に対応する。
・書き込みに対する苦情については、ポリシーを明確に定めておく。(「誹謗中傷以外は消さない」、「荒れそうな書き込みは消す」など)
4. (ワークショップ) 「あなたが作った twitterクローン xxxx が日本で大ブレイクしました。なぜ?」
このテーマで、個人でアイディア出しをした上で、チームに持ち寄ってディスカッション。最終的にチーム戦で勝負(投票)。
優勝チームは、「患者さんのための、痛みをつぶやいて共有する」というアイディア。
*****
さて、以下はワークショップにまつわる余談。。。
ワークショップでは、7チーム中4チームのアイディアが「愚痴・不満」に関するものは、ちょっと興味深いです。これについて個人的に考察してみると...
まず、問題設定を整理すると、「1. twitterクローン 2. セグメント集中化 3. ユーザの問題をばっちり解決」。ここで、twitterの本質は「つぶやき」でありそれを用いてユーザー問題解決をする... と考えると、「愚痴投稿」に行き着くのは自然だと思いました。
さて、この問題にまじめに取り組むとすると、なかなか難しいように思いました。
問題に隠れている条件として、「twitterが既に存在する」ということがあります (つまり「既にtwitterがあるのに、なぜ新たな twitterクローンがブレイクしたのか?」)。
とすると、問題の解は「既存のtwitterで実現できないことが、それを新twitterクローンで解決できた」ということになると思います。
では、既存twitterについて問題となりうるであろうことを、思いつくままに列挙 (以下全部仮説) すると...
・日本語化... (できているだろう...)
・日本人にはhashtagが浸透しなかった...
・記名性
・(*1) 投稿が永久に残る
・ワールドワイド (?)
・端末はPC (モバイルからtweetする人が多くはない(であろう)ことを考慮)
・(*2) 文章のみの投稿 (画像や動画をスマートに投稿することができない)
・(*3) インセンティブorペナルティがない (従って、継続につながらない)
ここで、
(*1)に注目すると「投稿があるタイミングで消える twitterクローン」、
(*2)に注目すると「文字と画像を一緒に投稿できる twitterクローン」、
(*3)に注目すると「書いた内容、書き込むタイミングなどによって何らかのアクションがおこる twitterクローン」、
といったところになると思います。
# ということを踏まえ、私のチームで提案したのは (*1)案ベースのもの。「少ししたら愚痴が消えちゃうから、思いっきり愚痴れる」というものになりました。
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