Simutrans: オープンソースの交通機関シミュレーションゲーム

とあるゲームにはまってしまいました。Simutrans という交通機関シミュレーションゲーム(※)。主にバス、トラック、鉄道、船舶、航空機などの交通機関を作っていき、街を作り上げていくゲームです。説明はWikipediaから引用すると、
プレイヤーはゲーム開始時にマップを作成し、町や工場の需要に応じた各種交通機関を建設して、旅客や貨物を輸送し、利益を得ていく。MicroProseより発売されたトランスポートタイクーンに似ている。マップ作成時には起伏や街の数などの様々な設定を変更できるため、自分好みのマップを作成することができる。
ゲーム内で使用できる交通機関には、鉄道、路面電車、モノレール、リニアモーターカー、新交通システム、自動車、船舶、飛行機がある。旅客、貨物、郵便を輸送することができ、その収入によって利益を得ることができる。ただ、闇雲に建設していけばよいわけではなく、黒字となるように建設、運営していかなければならない。赤字が3ヶ月以上続くと破産してしまう。
※ Simutrans: http://www.simutrans.com/ , Simutrans Japan (Simutrans 日本語化/解説ページ): http://japanese.simutrans.com/

このゲームの良いところを自分なりに挙げてみると、3つあります。まず一つめは、多言語化されていること。日本語をはじめ15ヶ国語でプレイできます。ローカライズされているものはメニューだけではなく、プレイデータもその国のものになっています。例えば日本語化すると、建物や乗り物が日本のものになっていて(車も左側通行)、さらに産業には米が追加されています。

次はカスタマイズ性。アドインを入れるという形で、ゲーム中のあらゆるものをカスタマイズできます。独自の車両を作って走らせることや独自の建物を追加するのはもちろん、産業を追加することもできるそうです。日本語化ページには、たくさんの日本の電車用のアドインがありました。また、本家ページには、風景や建物を、ペンシル画風にするものや漫画風にするものがあり、さらには火星のようにするものもありました (ただし火星のはまだ公開されていないようです)。

最後は、AI(人工知能)が装備されていること。自分だけが街を作るのではなく最大12のAIのプレーヤーと一緒に街を作っていくことができます。

一方、欠点としては、まだ発展途上で、インストーラやマニュアルが不完全だったりします。自分も最初に何をしてよいかは分からず、日本語サイトや本家サイトを見ながらやっていました。ゲームの全体像を理解するのに少し一苦労、そして例えば電車を走らせるにしても多くの手順を踏まなければならず、また路線が完成したと思っても電車が動いてくれなかったり...。とりあえずは「まずは動かしてみよう」というページと、各交通機関の扱い方のページがあると、もっとユーザが増えるのではと思います。

最後に、自分の今の楽しみ方は、AIが街を発展させていくのを眺めること (上記の「まずは動かしてみよう」に該当するかも)。まずは初期マップをランダムに作り、その後、AIをオンに設定し、そして早送りすると、AIがどんどん街を作っていきます。発展するものもあればそうでないものもあり、見ていて飽きません。ある程度になったら、混んでいる道路を舗装して混雑を緩和したり、街を追加したり... とするとより発展するかも。