ポジティブシンキングは逆効果

Timeの記事(Yes, I Suck: Self-Help Through Negative Thinking)より。

ある研究によると、ポジティブシンキングが悪く作用してしまう場合があるそうです。そのメカニズムは、ポジティブに考える→現状とのギャップを意識→自分の不幸さをより強く意識 ということだそうです。

一般的に信じられていることとは異なり、「ポジティブな台詞を意識しても、それが自分自身がすでに信じていることでない限りは、効果がないばかりか逆効果になる」だそうです。


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確かに...自分の経験に基づいて考えてみると、納得します:
あまりにも上手く行かない時に、「私はできる!」と言っても虚しく感じるだけですし、
何かに失敗した時に、「次は成功する!」と言っても「どう改善したら良いのか分からないのに何ができるのか?」と感じますし、
心が疲れている人に「頑張れ」と言うのは逆効果と言われていますし...。

では、ポジティブな台詞が効果があるのは... と考えると、
・ちょっと疲れている+あともう少しという時に、「自分はやり遂げられるから頑張ろう」と言う。
・失敗したが、原因が分かっているという時に、「次こそは失敗しないようにしよう」と言う。

ちょっとした仮説ですが、目標がある程度見えているときや、次に何をすべきかが分かっているときに、ポジティブシンキングは役に立ちそうに思いました。逆に、何をすべきかがわからない時 (=「何をすべきかを考える」こともできない時)には、ポジティブな言葉は負担になりそうです。

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