『読んだら使える 日経新聞の読み方』

読んだら使える 日経新聞の読み方』(角川総一著)という本を読みました。

最近、経営戦略や事業戦略について興味を持っています。ところが、私はおそらく同年代の中では日経はあまり読まない方 (週1〜2回) で、企業活動・経済・政治についてもかなり疎い方だと思います。そこで、もう少しインプットを増やすべきと思い、日経新聞を読む頻度を増やすことを決意し、本書を手に取りました。

本書を読んで重要と感じたことを4点:
  1. 重要箇所だけを読む;基本的には見出し+リードだけを読む
  2. 新聞の構造を知り、自分にとって重要なページから順に読む
  3. 他の情報源も活用し、得た情報を再構築する
  4. アウトプットしようという意識で読む
日常的に読んでいる方から見れば当然のことですが、今一度整理のためにまとめてみます。

1. 重要箇所だけを読む;基本的には見出し+リードだけを読む
どうしても多くの記事を最後まで読んでしまいがち。しかし、最後まで読むと時間がかかるけれども、時間をかけた割に得られる効果は少ないと思います。
そこで、基本的には見出し+リードだけを読みその他は切り捨てるという意識で、緩急を付けて読む。それが効率よく情報収集するためのコツだと思います。
切り捨てた結果として得られない情報はあるけれど、毎日読むことを続ければ徐々に背景知識も増えていき、ある程度の段階になると、自然と斜め読みだけで重要な情報を得られるようになるのではと思います。

2. 新聞の構造を知り、自分にとって重要なページから順に読む
記事レベルでは、見出し+リードがもっとも重要な箇所。一方、新聞全体でみるとどんなカテゴリがあって、どのページにどの程度重要な情報があって... を意識し、自分にとって重要なページから読むことで、時間効果的に読めると思います。
本書の3章に詳しく書かれています。
(ちなみに自分は、一面→総合→企業→経済 の順に読もうと思います。)

3. 他の情報源も活用し、得た情報を再構築する
理解するには、情報を多方面から得ることが重要です(以前書いた記事:「記憶を定着させるにはテストが最も効果的。知識が再構築されるから」も近い内容かもしれません)。そのため、日経以外にも、他の全国誌や、Google Newsのキーワード配信機能、ブログなどの情報源も活用することが望ましいです。

4. アウトプットしようという意識で読むこと
著者曰く、「『インプットしたからアウトプットできた』のではなく、『アウトプットしたいとう意欲が先にありき』」なのだそう。
何も意識しないと、ついつい受動的に読んでしまいがちだと思います。そうすると、おそらく、頭には入って来ないでしょう。そこで、アウトプットすることを前提に読むと、「どんな情報が必要か」を自然と意識し、必要な情報を必要なだけインプットできると思います。
つい忘れがちですが... 情報をインプットすることは目的ではなく、収集した情報を何らかの形で役立てることが目的ですよね。そこを意識しながら読むことが重要と再認識しました。

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前回の更新から半年以上も空いてしまいました。
仕事が忙しい...という一見正しそうな(だが大きく誤解している)理由で、いつの間にか記事を更新しない状態になっていました。
しかし、文章を素早く分かりやすく書けること(本質的には、必要な情報を効果的に人に伝えられること)は重要。そこで、トレーニングも兼ねて、続けて行きたいと思っています。以前書いた記事([雑記] システムアーキテクト受験)でも以下のとおり書いていますし...。
文章を書くのが本当に苦手ということですかね。 試験を受けて、文章が書けないことを痛感しました。 しかし、社会人としては文章表現力は非常に重要。 資格に関してはなんとか逃げられるかもしれませんが、社会人としては文章力は大事ですよね。 そこで物を書くことを定期的に続けたいと思います。

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