システムアーキテクトを受験しました。
この試験は、IPA(情報処理推進機構)が行っている国家試験で、システム要求を分析からシステム構築までを問う試験。主にSEのための試験です。
このたぐいの国家試験はたくさんある(10種くらい?)のですが、その中で、システムアーキテクトはいわゆる「論文試験」と言われているもの。試験科目が全部で4科目でそのうちの1つが論文、といったもの。あるテーマについて「実際にどんな工夫をしたか」を、経験に基づいて、2,000〜3,000字にまとめるというものです。
論文といっても、どういった内容を書けば良いかやどういうストーリーにするかは問題文中に提示されているので、事例さえあれば、実のところそんなに難しくはない。
けれど、やはり2時間で2,000〜3,000字というのは、ふだん「文章」を書くことのない私にとってはしんどいです。(しかも手書きだし)
さて、試験を受けてみて感じたこととして、
私に足りない力は大きく2つ。
・書きたいことを明確化するのに時間がかかる。
・表現に乏しい。
1つめは、要点を捉えるのが苦手というか...
書き始めるときには、段落構成をしっかり捉えているのですが、
いざ書き始めていると、そのうちに、「この段落では何を書いているんだっけ」とか「全体の構成はどんなんだっけ?」と思えてきてしまうのです。
2つめは、言葉が出てこなかったり、概念をうまく表現できないことが多いということ。
言葉が出てこない例としては、「課題を設定」と書きたいときに、「課題を... なんだろう、調査?分析?探索?発見?評価?」などとあれこれ考えてしまうということ。(←ちなみにこの例は、説明のために簡単にしたのですが...)
概念を上手く表現できない例としては、「スケジュールを立てて作業を進めた」と書けばいいものを、「やるべきことをリスト化して完了日時を決めてそれに従って作業を進めた」のように書いてしまうのです。(こちらの例も説明のため簡単にしました...)
まとめると、文章を書くのが本当に苦手ということですかね。
試験を受けて、文章が書けないことを痛感しました。
しかし、社会人としては文章表現力は非常に重要。
資格に関してはなんとか逃げられるかもしれませんが、社会人としては文章力は大事ですよね。
そこで物を書くことを定期的に続けたいと思います。
今の時代なら「ブログを書く」でも良いのですが、「ハンドライティング」も大事。
手で書くとすると、後から段落構成を変えられなくなるから、力になりそうな感じがします。